3度の試験受験を経て、Google モバイルサイト認定を取得しました。
取得の経緯や、勉強方法等について、記載します。
誰かのお役に立てばと思います。
ちなみに、私はフロントエンドに興味があるバックエンドエンジニアになります。
以下、その観点での記載になることをご留意ください。
何で知ったか
以前、GAIQを取得した 際に、アナリティクスリンクの下部にモバイルサイトというリンクがあるのに気づき、
覗いたら認定資格でした。
GAIQ取得の芋づるで存在に気がつきました。
存在を認識後、取得しようとした背景
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Mobile Site 作成に関わることがある。
仕事上、Mobile Site 作成に関わることもあり、
自分の Blog を運用して Mobile 対応をしたりしています。
モバイルサイト認定
という名前だけに、とっといて損はなさそうに思いました。 -
仕事上、の評価につながるかもしれない。
多少仕事と関わりがある内容なので仕事上の評価につながるかもという気持ちはありました。
給料の足しになれば尚よしです… -
無料、金銭的なリスクなし
GAIQ と同じで無料です。 不合格でも1週間経てば再受験可能なので、
そのうち受かるだろうという思いはありました。
元々身についていたの試験関連スキルについて
GAIQの学習
Goolge Analytics 関連の出題もあります。
GAIQ の資格学習が役に立ちました。
PageSpeed Insights の 得点アップの対応
以前、PageSpeed Insightsの得点アップのため、
html の圧縮をしたり、javascript css の 結合&圧縮をしたり、
Http サーバ の設定を変えてみたりしていたのですが、
そのあたりのことが試験にも出題されたので、やっていてよかったなと思いました。
なので、試験に関わる知識が全くなかったわけではなく、多少知っていた状態から勉強した形になります。
以下、記事のリンクになります。
興味があれば見てやってください。
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mezzanine PageSpeed Insights の得点をdjango-compress を使って少し上げる | Monotalk
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google-webfonts-helper を使って、Google font を server に設置する | Monotalk
勉強期間 と 学習方法、かけた時間
勉強期間
6週間程度です。
4週目に1回目の試験を受けて不合格となり、
5週目に2回目の試験を受けて不合格となり、
6週目に3回目の試験を受けて合格しました。
学習方法、かけた時間
以下、学習方法と、かけた時間になります。
学習として以下、2つのことを実施しました。
試験対策ガイドを読む
通勤時間中に試験対策ガイドを、読みました。
30分 x 5 日 x 6 週間 で、総学習時間は、15時間程度です。
以下、試験対策ガイドのリンクになります。
はじめに - Google Partners ヘルプ
- 対策ガイド学習時のTips
スマホで見ていたんですが、ガイド読み進めていくと、 モジュール1 > モジュール2 > モジュール3 > モジュール4
の最終頁から、次モジュールへ遷移できず、移動が面倒なので、
少なくとも、全モジュールへのリンクがあるはじめに
ページだけはお気に入り登録することをお勧めします。1,2
[1] モバイル広告認定資格試験の対策ガイド - Google Partners ヘルプ はモジュール1からモジュール2へ遷移できるので、そのうちできるようになる気がします。
[2] もしくは、Google Partners モバイルサイト試験対策ガイドへのリンク集 - ブログ駆動開発 でリンクをまとめている方がいましたので、そちらをお気に入り登録するのがよいかと。
自ブログをAMP対応した
自ブログをAMP対応しました。
試験対策で実施しはじめたわけではありませんでしたが、
完全に試験範囲と重複していました。
こちらはおそらく 丸3日とかかかっているのではと思います..
以下が対応した際に書いた記事になります。
Mezzanine AMP 対応のテーマを作成してみました。 | Monotalk
試験の内容と感想
試験内容
試験対策ガイドのモジュール1からモジュール4 まで、まんべんなく出題されます。
試験対策ガイドから、リンクが貼られているページにしか記載がない内容まで、出題されますので、
試験対策ガイドのリンク先も一通り目を通しておいたほうがいいです。
また、GAIQと同じで、4択と、2択の正誤問題が入り混じる形で出題があります。
感想
参考書などの書籍が存在しないからかもしれませんが、
GAIQ よりも個人的には難しく感じました。
なので、2回も落ちてます。
3回目で合格はしたけど、ぎりぎり80%だったので、次受けたらまた落ちるかもしれません。
試験の学習により、知ったこと
勉強過程で個人的に、知れてよかったと思ったことは以下になります。
Vary HTTPヘッダー 重要
これは知らなかったです。
単一URL で ユーザーエージェントで HTML を動的に切り替えている場合は、
Vary: User-Agent
を設定しないと、
プロキシーサーバの状況と その他の Cache 関連Headerの設定内容によっては、
Mobile でアクセスした際に、PC版のページが返される場合があります。
以下、参考になった記事へのリンクになります。
Speed Index と WebPagetest.com
「Speed Index という指標があり、スコア 3,000 (3秒) 未満を目指せ。」
というニュアンス記載がガイド上にあって、Speed Index も スコアもわからず調べてまわったところ、
Speed Index とは「スクロールなしの画面表示が完了するまでの時間」だそうです。
また、WebPagetest - Website Performance and Optimization Test で、
このSpeed Index の計測ができるということがわかりました。
PageSpeed Insights とは、別観点でのパフォーマンス指標になるので、
今後、サイトのパフォーマンス改善を行う際には、双方を使用するようにしたいです。3
[3] どちらの指標も相関関係はありそうなので、PageSpeed Insights の得点が上がれば、WebPagetest のスコアもよくなりそうです。
以下、参考になった記事のリンクになります。
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webpagetest-doc-ja/index.md at master · t32k/webpagetest-doc-ja
-
DataStudioとGASでWebPagetestの計測結果をグラフ化する | mediba Creator × Engineer Blog
モバイルサイト作成のデザインのポイント
25項目あり、「あーなるほど」というものが記載されていました。
内容は対策ガイドにまとめられていますが、
Google Partner になると、モバイルサイトデザインにおける25の原則
というドキュメントがDownload できるようになり、
個人的にはそちらが箇条書きになっていて、チェックリスト的に使えそうかなと思いました。
以下、関連記事のリンクになります。
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グーグルが示すスマホサイト最適化のための25の原則 など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
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Googleが明かすスマホサイト最適化25の最新ルール | グロースハックジャパン | growth hack japan
Payment Request API
Android 向け Chrome 53 から使える 決済フローのためのAPIのようです。
今のところ対応ブラウザが限られるようですが、
PC版でも対応予定だったり、Microsoft Edge でも使えるようになるので、将来的にはどのブラウザでも使えるようになるのかと。
これでクレジットカード入力欄統一されると「チャリーン」ってする時の、
コンバージョン率上がったりしそうなので、
いざという時のために、懐にしまっておこうと思います。
以下、関連記事のリンクになります。
-
Payment Request API で簡単・高速な決済を実現する | Web | Google Developers
-
よりシンプルな Web の決済方法 : Payment Request API の紹介 | Microsoft Edge Japan
Facebook の取り組み 2G Tuesdays
世界的には、2G環境で通信する人の割合が、多いので、
自社のサービスが2G環境でどのように動作するのかを、火曜日に、希望者は1時間程度体感できるそうです。
サービスの特性にもよるかと思いますが、利用者のネットワーク環境まで考えるあたりは、
私は考えたことがあまりなかったので、見習おうと思いました。4
[4] 日本国内ユーザーが基本的にターゲットだったりすると、もっと別のことにお金を使ったほうがいい可能性は十分にあります。
-
Facebook、従業員が新興国モバイルのスピードを体験「2G Tuesday」(佐藤仁) - 個人 - Yahoo!ニュース
-
Facebookが社内でネット接続の遅い環境を体験する「2G火曜日」プログラムを実施 | TechCrunch Japan
Google モバイルサイト認定 の取得、学習したほうがよい職種
個人的に、試験の範囲から想定する資格取得を奨励する職種は以下になります。
また前提として、「モバイルサイト開発に携わる可能性がある人」であることをご留意ください。
HTML js css も実装するバックエンドエンジニア
クリティカルレンダリングパス
や、
css の @import
記載があまりパフォーマンス観点でよくないであるとか、
フロント寄りのパフォーマンス観点での知識が身につきます。
HTML js css をメインで実装するフロントエンドエンジニア
HTTP サーバー側の設定をコントロールしないと、パフォーマンス改善できない部分があることを
認識できます。5
[5] 私は デザイナー
、コーダー
にはあったことがありますが、このフロントエンドエンジニア
という職種の人に未だあったことがありません。ので、想像上での記載となります。
HTTPサーバー、CDNサーバーなどの設定をする バックエンドエンジニア
モバイルサイト構築に影響する HTTP Header の設定項目などを
認識できます。6
[6] アプリケーションプログラム実装者が、サーバー設定も行なっている場合もあれば、
アプリケーションプログラム実装者とサーバー構築担当者が、完全に独立してる場合もあるかと思います。
今後の展望
Google Partner には、2017/08/11 日時点で、以下の認定資格があります。7 [7] 全て無料です。
AdWords 関連の資格 6つ
AdWords 認定資格試験について - Google Partners ヘルプ
にざっくり概要は記載されています。
以下、6つ資格試験があります。
AdWords 認定資格を取得するには、
AdWords 基礎認定資格試験に加えて、あともう 1 科目、AdWords 認定資格のいずれかの試験に合格する必要があります。
と記載されており、2つとれば合格証は取得できるようです。
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AdWords 基礎
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検索広告
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ディスプレイ広告
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モバイル広告
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動画広告
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ショッピング広告
Google アナリティクス 関連の資格 1つ
Google アナリティクスは GAIQ 1つです。
- Google アナリティクスの個人向け認定資格試験 (GAIQ)
モバイルサイト 関連の資格 1つ
モバイルサイト認定 1つです。
- モバイルサイト認定資格
現状、認定資格を2つ取得できました。
Adwords は、AdWords 基礎と、検索広告が仕事でぎりぎり関与する範囲なので、
そのあたりの取得を目指してみようかと思います。
一言でいうと、なかなか勉強になる試験でした。
以上です。
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