技術書との付き合い方の変遷


職業プログラマとなり10年越え、それなりに 技術書 の類を読んで参りました。
投稿数も300 の大台を突破したこともあり、誰にお願いされたわけでもないですが、技術書との付き合い方の変遷をまとめてみます。


就職、読み始めた頃

そもそも、真面目に働こうなどと思っておらず、仕事そこそこで夜は DJ をして暮らしたいと思っていたので、就職の目的も「 Party の ホームページを作るのに役に立ちそうな仕事」で、「 SE、プログラマという業種がある」>「 Web デザイナ?」かと思い、就職しました。
「 UI としては残念な社内システムの画面」、「何か文字がものすごい勢いで流れる謎の黒い画面」を触ることになり、「ここにいても Web デザイナになれぬ」と思って、あまり触ることのない、HTML、css の勉強をしていました。そもそも、レコードを買っていた、実家住まいで通勤に片道1時間30分はかかり、通勤時間で週間マンガをほぼ毎日買っており、技術書に特段お金をかけていませんでした。

この時期に買った書籍

今はもう手元にはない書籍になります。他にも何か持っていたと思いますが、思い出深い2冊について記載します。

  • やさしいJava 第6版 (「やさしい」シリーズ)
    買ったというか、入社した会社の研修で配られました。実際にプロジェクト現場仕事にアサインされる前に、なんとなく写経をし続けて「何か実装できる気がする」と根拠のない自信を持ちましたが、根拠ない自信で、実際の現場仕事で先輩に「こいつ使い物にならん」と思われ、「1ヶ月の時間をやるから、勉強しろ」と言われてしまいました。 それをきっかけにそれなりに一生懸命写経しましたが、1ヶ月後にやっぱり使いものにならず、「使い物にならんレッテル」を貼られた思い出があります。
    本が悪いわけではなく、写経のスタンスが悪かったです。1
    また、プログラミングスキルは階段上に上がるものだと思うのですが、当時の私は「階段を上がるタイミング」が1ヶ月では訪れませんでした。
    基礎的な学習にはお勧めしますが、職業プログラマとして求められるレベルはもっと高いので、仕事としてやるならできるだけ早く内容を理解するのがいいかと思います。
    [1] なんとなくタイプしているだけになっていました。タイプしながら意味を考える等をすれば違ったのかもしれません。

  • Web標準デザインテクニック即戦ワークブック―XHTML+CSSを正しく賢く書くための15問 (Web designing books)
    「ここにいても Web デザイナになれぬ」という思いから、自腹購入し、書籍を読みながら夜な夜な「 Party の ホームページ」を作っていました。
    「デザインと構造を分離する」、「 css で表現できること」はこの書籍で理解しました。xhtml と css なので2017年時点ではもう古い内容なのですが、古本屋の叩き売り以上の値段の価値はあるかと思います。
    翻訳書には特有の言い回しとか、表現があると思いますが、その具合と、書籍のデザイン具合も個人的には好きでした。

掛けたお金

  • レコード代
    月2-3万円

  • 週間マンガ代
    月1万5000円程度

  • 技術書代
    年1-2万円


struts との出会い と オライリ-本

3、4年が経過し、struts 1系 を使ったシステムの開発を担当することになりました。
2000年代後半で既に struts はレガシ なものになっていましたが、個人的にフレームワークに興味を持つきっかけになりました。
徐々に書籍を買うようにもなり、良い技術書も引いたし、そうでもない技術書も引いていました。
仕事上の技術的な課題の回答を求めて、技術書を購入するケースが多かったです。 2
仕事にもおもしろさは感じ始めたけど、夜は DJ して暮らしたいと思っていました。
[2] 答えが書いてあることもあるし、書いていないこともありました。
レコード、マンガ類は相変わらず買っており、技術書代が純増していた時期でした。

この時期に買った書籍

オライリ-本を買っていました。

  • プログラミングJakarta Struts
    struts のアーキテクチャ、できることが書かれている書籍です。2、3回は通読して、仕事で、断片的に覚えた知識の体系的な整理をしていました。未だに struts を使っているシステムはあり、それをメンテナンスしている人、メンテナンスをすることになった人はいるかと思いますが、アーキテクチャに興味を持ったら、この本を読むべきかと思います。

  • Jakarta Strutsクックブック
    逆引きリファレンス的な書籍です。仕事上傍においておくなら、こっちのほうがいいと思います。

  • J2EEデザインパターン
    J2EE という言葉の意味を知らずに購入し、パターンというものに興味を持つきっかけになりました。
    デザインパターンがなにかを知らない状態で読んで、読んではいるけど頭に入っていかなかった気がします。
    エンタープライズ Java を 実装する際、1冊は パターンカタログを持っていた方がいいです。
    本書はその1冊としてもいいと思います。

掛けたお金

  • レコード代
    月2-3万円

  • 週間マンガ代
    月1万5000円程度

  • 技術書代
    月5000円程度


デザインパターンとの出会い、リファクタリング

5-7年目が経過し、デザインパターンに興味を持ち、関連書籍を読むようになりました。
デザインパターン > パターン指向リファクタリング > リファクタリング の連続読書で、実装からパターンまでが脳内で繋がり、いい意味でも悪い意味でも、個人的な拘りができてきて実装レビュ-であまり指摘を受けることがなくなりました。
未だに読み返すことがあります。
月々の出資金額は相変わらず、レコード、マンガは書い続けておりました。

この時期に買った書籍

お勧めの読む順序

個人的には、デザインパターン > パターン指向リファクタリング > リファクタリング の順番で読み、あまり理解が進みませんでした。
プログラムを書く人であれば、リファクタリング > パターン指向リファクタリングデザインパターン を並行して読むをお勧めします。Java で Web の人ならば、リファクタリング > パターン指向リファクタリングJ2EE パターン本 がいいのではと思います。

掛けたお金

  • レコード代
    月2-3万円

  • 週間マンガ代
    月1万5000円程度

  • 技術書代
    月5000円程度


PMP 資格取得 と 引越し、PDU 取得の読書

7-8年目 勤めていた会社が PMP の取得を奨励していたこともあり、PMP を取得しました。PMP は 取得した後も PDU というポイントを取得して、3年ごとに60ポイントを取得して資格を更新する必要があり、書籍の購読もポイントとして認められます。3小さいチームを持つことになッたことも重なって、見積もりや、マネジメントプロセスに関する書籍を読むようになりました。
また、この時期に引越しをし実家暮らしではなくなったこともあり、週間マンガ購読をやめる、レコードをあまり購入しなくなるという変化が起きます。4

[3] 更新時には、更新料がかかるお金がかかる資格です。
[4] 家賃を払うためお金がなくなったのであまり買わなくなったというともあるかと思います。

この時期に買った書籍

過去の PDU の申請履歴から取得しています。

掛けたお金

  • レコード代
    月1-2万円

  • 週間マンガ代
    0円

  • 技術書代
    月5000円程度


Android のアプリケーション開発と、図書館の利用

その後、仕事がそれほど忙しくない時期があり、新しく Mac を買ったのを機に Android のアプリケーション開発を始めました。
何か入門書を買って始めるというわけではなく、Web ベースで情報を探しながら、実装を進めました。
これがきっかけに英語のドキュメントを読むのが苦ではなくなったと同時に、技術書の書籍化のスピードより Web の情報のほうが早いことに気づいて、あまり技術書の類を購入しなくなりました。
一度買わなくなると、財布の紐が固くなり、近くに図書館の分館があるのも影響して、図書館で技術書を借りるようになりました。
またこのぐらいの時期から、レコード自体を買わなくなり始め、お金自体あまり使わなくなりました。5
[5] 夜 DJ をしてくらすのは無理かもと思ってしまいました。そして、その分、アルコールの摂取量が増えました。

この時期に買った書籍

なし。6
[6] 変わりに図書館で借りて読むことが多くなりました。

掛けたお金

  • レコード代
    0円

  • 週間マンガ代
    0円

  • 技術書代
    0円


現在 電子書籍と、BOOKOFF と、図書館の利用

その後、Kindle Voyage を購入し、Kindle Unlimited の契約をしました。月々 900円で薄く広く、マンガを含む色々なジャンルの本が読めます。多少「安かろう、悪かろう」感はありますが、値段分のもとは確実にとれているかと思います。
また、BOOKOFF で購入する中本を購入することを覚えました。図書館での技術書を借りることも継続して続けています。

それぞれの入手先により技術書の毛色は違います。違いを以下に記述します。

Kindle Unlimited

Web 解析関連の書籍や、新書などを読んでいます。プログラムからは少し離れて仕事に多少関係はするものと、個人的に興味があるものをかいつまんで読んでいます。7 [7] プログラミング関連書籍が、そもそもそんなにないということもあります。

BOOKOFF

基本的に、500円以下の叩き売り書籍に手を出しています。
それなりに古い本が多くなりますが、実装関連の話以外が多めの書籍であればあまり陳腐化しないので、特に古い本でもそれほど問題はないかと思います。
後は、ここはレコードと同様に掘る楽しさがあり、高い本が叩き売られるタイミングがあるので、それを見計うために結構頻繁に通っています。

図書館の利用

Kindle Unlimited よりも深く突っ込んで、調べたくなったら図書館で関連書籍を借りています。新しい書籍もあるし、種類もそれなりあります。2週間という貸出期間で読み切る必要がある、人気のある本が予約が発生してなかなか借りれない等つらい点もあります。 自分が借りた後に、予約が入らなければ貸出延長が可能ですので、それほど人気はないが個人的に興味あるようなジャンルの本がいいのかもしれません。

掛けたお金

  • レコード代
    0円

  • 週間マンガ代
    0円

  • 技術書代
    月2000円程度


今後について

電子書籍、通常書籍、媒体問わずで、新品にお金を払って技術書を購入するということが最近は少なくなりました。体系的な学習は必要だとは思うのですが、個人的に強みは何かと、何屋として頑張るのかよくわからなくなっているところがあり、それが買い控えにつながってるかなと思います。
ここままでいいのかと思うところはありますが、現状のとっちらかった感はそれはそれで楽しいので、2017年いっぱいは今のスタンスで続けようと、なんとなく思いました。

以上です。

コメント