スクロールイベントの記録方法について、質問を頂いたのですが、確かに制御方法が少し難しそうでしたので、実際に試してみました。
実施したことを記載します。


Google Tag Manager と Google Analytics を使ったスクロールイベントの記録方法

Google Tag Manager と Google Analytics を使ったスクロールイベントの記録方法は以下の記事が参考になりました。
* Googleアナリティクスで読了率を知りたい-Googleタグマネージャでスクロール測定する方法 | CroJa(クロジャ) - Web施策に役立つ情報配信サイト

Amplitude で スクロールイベントを記録する場合は、Google Tag Manager のトリガーはそのまま使用でき、Amplitude でイベントの記録を行うHTMLカスタムタグを作成する必要があります。


Amplitude のスクロールインベント送付タグ

以下の内容でタグを作成しました。

  • HTML
    Eventのプロパティに、url ページタイトル、スクロール率を設定しました。
    {{Page URL}} と、{{Scroll Depth Threshold}} Google Tag Manager の組み込み変数で、{{pageTitle}}カスタムJavaScript変数です。

    <script>
    (function() {
        var eventProperties = {
             url : {{Page URL}},
             title :{{pageTitle}},
             scrollPercentage: {{Scroll Depth Threshold}}
        };
        amplitude.getInstance().logEvent('pageScroll', eventProperties);
    })();
    </script>
    

  • タグの呼び出しオプションと、タグの順序づけ
    以下の通り、タグの呼び出しオプションと、タグの順序づけを設定しました。
    2019-07-22 1.42.49.png - Google ドライブ

  • トリガーの設定
    スクロール距離をトリガーとして設定しています。
    2019-07-23 22.14.52.png - Google ドライブ


スクロール距離トリガーの内容

以下の内容でスクロール距離トリガーを設定しました。
全てのページで、20%、40%、60%、80%、100%でタグを発火させるようにしました。
2019-07-23 22.22.05.png - Google ドライブ


補足

以下の補足説明になります。

ページタイトルを取得するカスタムJavaScript変数

以下のようなカスタムJavaScript でページタイトルを取得しています。

function() {
    var title = document.title;
   return title;
}

Amplitude の初期化タグの呼び出しオプションについて

Amplitude の初期化タグは、複数の Amplitude のイベント送付タグの 発効前に配信するタグとして設定しています。
初期化タグは一度だけ呼び出せば良いので、タグの呼び出しオプションとして、1ページに<wbr>つき1度設定しています。
2019-07-23 22.03.11.png - Google ドライブ

上記の設定で、Amplitude側にスクロールイベントが記録されるようになりました。
現在、データが溜まってる途中であまりいい感じにグラフが描画できません。
もう少しデータが溜まったら、グラフ操作を試してみようかと思います。
以上です。

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