開発チームの健康状態を確認する Squad Health Check を調べていて、software-delivery-assessment/README.md at master · ConfluxDigital/software-delivery-assessment見つけました。

網羅されている内容が広範囲で部分的にも使えそうな内容でしたので、日本語に翻訳してみました。
日本語のREADME.ja.mdは、以下のリンクから辿れます。

誤訳、表現が適切でないところがありましたら、プルリクエストや、Isuue 等でご連絡頂けると喜んで修正します。
この記事では、Multi-team Software Delivery Assessment の概要説明と、実際翻訳する際に個人的にわからなかった概念、語句について説明します。


Multi-team Software Delivery Assessment の説明

Multi-team Software Delivery Assessment は、UK の Confluxいうソフトウェアコンサルティング会社が公開している。
ソフトウェアチーム、ソフトウェア・デリバリーの評価のための6つのアンケートと、その評価MTGの進め方を示したフレームワークです。

アンケートは、以下観点別に6つに別れています。

  • Team Health
    チームの健康状態を評価するための、アンケートです。

  • Deployment
    デプロイ、リリース手順を評価するための、アンケートです。

  • Flow
    開発フローを評価するための、アンケートです。

  • Continuous Delivery
    継続的デリバリーに関するアンケートです。

  • Operability
    運用、SRE観点での、アンケートです。

  • Testing and Testability
    テスト自動化、テスト容易性を評価するための、アンケートです。

これらの6つの観点を5分の休憩を挟みながら、2時間かけて以下の時間配分で評価していきます。

  1. Team health check - 35分
  2. Deployment health check - 10分
  3. Flow check - 10分
  4. Continuous Delivery check - 20分
  5. Operability check - 20分
  6. Test coverage check - 20分

評価を実施する上で特に重要なこととして以下が記載されています。

  • アンケートの結果でチームを直接ランク付けまたは比較しようとしないこと
  • アンケートの集計のみで終わらせす、顔を合わせて話しあうこと
  • ふりかえりに精通しているファシリテーターを同席させること

ベースとなるアンケートはく練られていて、モレなくダブりなく記載されています。
組織、チームの状況に合わせて、6つのアンケートを部分的に実施したり、アンケート自体の項目を変更して使用しても良いですが、最初は、アンケートをそのまま使用し、実際に運用した後に、少しずつ変更していくとうまくいきそうに思います。


わからなかった用語について

以下、個人的に初めて目にする言葉、目にしたことはあったが、正確な意味が不明だった用語についてのリンク集になります。


最後に

現在、自分の所属する組織で以下のような流れで、試しています。

  1. 実施する観点の決定。一旦、Team Health Check のみとした。
  2. Google フォームでアンケートを作って集計。
  3. 集計した後にMTG実施。評価の擦り合わせ。

上手くいくかはわかりませんが、結果が出たら公開できる範囲で共有したいと思います。
以上です。

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