More Effective Agile ~”ソフトウェアリーダー”になるための28の道標
を読んでいて、Community of Practice という概念を知りました。
興味を持ったので、調べた結果をまとめてみます。
More Effective Agile の記載の引用
私たちが仕事をしてきた組織では、アジャイルロールをサポートするためのプラクティスコミュニティ(Communities of Practice) を確立すると、それらの役割(ロール)の実質的なパフォーマンスにはずみがつくことがわかっている。
アジャイルの各ロール別に、Communities of Practice を実施すると作業のパフォーマンスが上がることがあると記載されています。
以下は、プラクティスコミュニティにおいて、議論の焦点となる事項です。
■大まかな知識を共有し、経験の浅いメンバーを指導する。 ■よくある問題のシナリオとソリューションについて話し合う。 ■ツールの経験を共有する。 ■レトロスペクティブから得られた教訓を共有する(そしてフィードバックを求める)。 ■組織内のパフォーマンスが弱い部分を特定する。 ■人脈を築く。 ■組織内でのベストプラクティスを洗い出す。
会議の場で取り上げる問題、関心事は、実践共同体 - Wikipedia をみる限りなんでも良さそうに思います。
Community of Practice は Spotify モデルのChapter、Guildと似ている
Community of Practiceの概念を知った時にSpotify モデルのChapter、Guildを思い浮かべました。
どちらかというと、Guildがより近そうです。
Community of Practice という考えが銀の弾丸ぽいものに見えていたのですが、Spotify との関係で見ていた時に、Spotifyモデルを導入した組織で働いて感じたこと - Yohei’s blog の以下の文章が刺さりました。
SquadやTribeがサイロ化することを防ぐためには、各メンバーが情報・知識・意識を共有することが必要です。私達もGuildやランチセッションなどで情報・知識・意識を共有する試みを続けました。しかし上記でも指摘されているように、アジャイルについての理解、技術的な知識や仕事への思いは人それぞれで、Guildなどの仕組みさえ作ればすべて上手くいく訳ではありませんでした。
Community of Practiceの仕組みさえ作ればすべて上手くいく訳ではなさそうです。
Community of Practice を学ぶための書籍
Webを検索した限り以下が見つかりました。
- コミュニティ・オブ・プラクティス(櫻井 祐子 櫻井 祐子 Etienne Wenger Richard McDermott William M. Snyder 野村 恭彦)|翔泳社の本
- 実践共同体の学習 | 雄一, 松本 |本 | 通販 | Amazon
参考
以下、参考になったWeb上の文書です。
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