コロナウィルスの感染拡大の防止のため、勤め先でも3月末からリモートワークになりました。
2週間程度経過して、少しこの状況にも慣れてきているので、リモートワークで感じたことをメリット、デメリットでまとめます。
1. 目次
- 1. 目次
- 2. メリット
- 3. デメリット
- 4. 参考
- 5. 追記 6ヶ月経過して思うこと
- 6. 改めて参考にした記事
2. メリット
以下は、良いポイントだと思った部分になります。
2.1. 自分の作業が外部要因で中断されることは少ない
人に話しかけられて、作業が中断されることがなくなったので、個人作業の効率は上がっているように思います。
2.2. 会議室による制約がない
会議室を抑えることができず、人が空いていても、会議室ネックでスケジュールが遅れる、昼休みに強引にMTGを設定することがありましたが、
リモートワークで場所の制約がなくなり会議室ネックがなくなったように思います。
2.3. 通勤時間に対する朝の制約がほぼなくなった
通勤に対する朝の制約がなくなりました。
朝食を作る時間を考慮しても、1時間前に起床すればゆっくり朝食をとって、就業時間に間に合います。
2.4. 1on1の話がじっくりできる
1on1を設定して、フィードバックを行う際にリアルだと、どうしても周りを気にすることがありました。
リモートワークだと、1on1が静かで話に集中できる気がします。
2.5. 拠点という考えが希薄になるので、オフショア、ニアショアの開発チームとフラットに会話ができる
仕事で、オフショア、ニアショアの開発チームとのやりとりがあります。
以前は、拠点間で2対2、2対1 等の状況でのMTGが多かったのですが、フルリモートで行うため、1対1対1の状況になりMTGがフラットになった気がします。
リアルだと、オフィスの隣の人を意識する必要があったわけですが、そのような気遣いも必要なくMTGに集中しやすくなりました。
2.6. 昼休みに自炊できる
自宅なので、昼休みに自炊できるのは良いと思いました。
会社によっては大きなキッチンがある場合もあるかと思いますが、ソフトウェア開発とは別の脳の使い方をするので気分転換になります。
2.7. 配偶者の仕事をしている姿が見れる
妻もリモートワークになり、初めて仕事をしている姿を見ました。
当たり前ですが普段話す雰囲気とは違うのが興味深いです。
2.8. 配偶者との時間が増える
お互い、リモート勤務だと一緒にいる時間が増えます。
昼休みの時間を合わせておき、一緒に昼食を取ることができます。
2.9. リモート飲み会もそれなりに楽しい
何度かリモート飲み会をやってみましたが、リアルの飲み会とはまた違った楽しさがあります。
リアル飲み会ばかりでしたが、せっかくなので、ニアショアの開発チームと交流を持ったり、平常時もコミュニケーションの選択肢として持っても良い気がしました。
3. デメリット
以下は、悪い部分または、やり方を検討したい部分になります。
3.1. ホワイトボードが欲しいことがある
資料の準備が不十分、且つ、言葉だけでは伝えるのが難しい議題の場合、ホワイトボードが使用したくなりますが、
リモートでは、ホワイトボードはなく、その辺りがクラウドサービスでうまく使えるものがあると良い気がしました。
このタイミングで調べたところ結構ありますね。
会社でも個人でも、G Suite 関連のサービスはよく使うので、Jamboard
が個人的には良いかなと思いました。
また、ついでにペンタブレットを買うのが良いのが良いかと思いました。
3.2. 会議の遅れのストレスが大きい
前の会議が長引いているなどの理由で会議に遅れる人がいる場合、事前に連絡を行えれば良いですが、それができない場合、会議を待つ方がストレスと感じる場合があるかと思いました。
リアルであれば、隣の部屋で会議をしていることが雰囲気でわかる場合もありますが、リモートだとそうはいかないように思います。
3.3. 自宅のネット環境に、仕事の効率が左右される場合がある
ネットワークが会社のネットワークではなくなり、自宅回線になります。
地域によっては、速い回線がない場合もあり、それが作業効率に影響します。
自宅回線ではなく、会社が準備してくれたVPNの回線が遅いというケースもあるかもしれません。
3.4. 仕事の区切りをつけにくい
現在、AM9:00-PM6:00 が業務時間ですが、非常に仕事の区切りがつきにくいと感じます。
これは性格に由来する部分もあるかと思います。
業務終了後に、ルーティンの行動をする等で、区切りをつけるのが良いように感じました。
個人的には、昼休みのランチを自炊する、お弁当を買いに行く行為、
業務終了後の飲酒がルーティンの行動になります。
3.5. 運動不足
リモートワークだと通勤がないため、意識しないと本当に運動をしなくなります。
リアル出社の場合は、通勤時間があり、通勤のために歩くのでそれなりの運動をしていたことに気づきました。
今は、意識して運動する時間を設けて、歩いたり、筋トレをしたりしています。
3.6. 仕事で使用する備品の準備にお金がかかる
これは気づいたことでもありますが、今まで自宅のPC環境にお金をかけていませんでした。
流石にノートPCのキーボードで、長時間作業するのに疲れを覚えたので、良い機会だと思い、外付けキーボードとマウスを購入しました。
購入したものは以下になります。
後は、オンラインホワイトボードツールを使用するためのペンタブレットが欲しいので、現在、購入対象の商品を調査中です。
3.7. Web会議でのヘッドセットの使い方にまだ慣れない
Web会議のために、ヘッドセットを買ったのですが、ヘッドフォンタイプで遮音性が高く、自分自身の声が大きくなる傾向があり、奥さんに指摘されました。
後、Web会議中の自分の声が聞こえるわけではなく、声が大きすぎたり、小さすぎたりしていそうに思います。
音声以外にも、Wen会議にはリアル会議と違った進め方のセオリーがありそうに思い、今後もう少し情報を集めて良い感じに進めていきたいです。
ちなみに、Web会議、リモート飲み会で以下ツールを使用してみました。
-
実際に使ってみたツール
個人的には、使用時間帯などの要因もあるのかもしれませんが、Whereby が、音声品質、動画品質共に良かったように思いました。
3.8. 企業の物理的な資産が活用できない
個人的には、書籍です。
新卒や、若手向けに社内勉強会用の書籍を購入する場合、物理的に存在する書籍だと、購入をした人は読めても、グループで輪読ができません。
企業内で図書館的に書籍を集めていた場合は、活用ができないのはデメリットに思いました。
法人向けで使える電子書籍サービスが幾つかあり、このような状況では便利に思いました。
以下少し調べた結果を記載します。
- 法人でも使える電子書籍サービス
また、最近は本の要約サイトというのもあり、このようなものも薄く広く知るには良いように思います。
* 本の要約サイト flier(フライヤー)
* 時間がない人のための「本」の要約・書評サイト9選【おすすめも紹介】 | creive【クリーブ】
個人的には、本の要約サービスと書籍の読み放題サービスが両方使えると強力に思いました。
4. 参考
主に、Web会議について参考になったリンクを記載します。
ソフトウェア開発業は、リモートワーク に向く職種であると思いますが、実際やってみて思うことは意外にやれるということです。
会社に出社してできることと、リモートワーク環境下で、できることに差異はなく、普通に働けているなと思います。
会社として、全面的に許可をしていたわけではないですが、コロナショックの前から準備は進めていて、実現する土台はできていたのが、コロナショックで一挙に整備が進みました。
インフラチームに感謝です。
ただ、この働き方が強制されるのはストレスで、選択肢の1つであって欲しくは思います。
もうしばらくはこの状況が続きそうですので、備品を揃えたり、この状況で何か楽しめるものを探そうかなと思います。
5. 追記 6ヶ月経過して思うこと
記事を書いてから、6ヶ月経過して感じることを記載します。
関連書籍が多く出版されノウハウが溜まってきている
大分慣れてきましたが、意識してプロセスは見直していけばまだまだ改善できそうには思います。
個人的に思いつく行動の見直しには少し限界がきていそうで、書籍の力を借りて考えを拡張しておこうかと考えています。
Amazon.co.jp: テレワーク: 本
振り返りの効率が悪い
振り返りの効率が悪いと感じます。理由は、ホワイトボードというインタラクティブなツールが使えないからで、このあたりの解消ができるようにならないかなと思って検索してみると、 既に実践されている方々がいて、この辺りは真似て実践してみようかと思います。
オフィスワークよりもテクノロジーの恩恵を受けやすい
オフィスワークよりほぼ全てが、PC上のソフトウェアでの作業となるため、テクノロジーの進化による恩恵を受けやすいと思いました。
会社ではGoolge Meet を使うので改めてChrome excetion を調べるといろいろ出ていたりします。
- 「Google Meet」で使える拡張機能5選 | ライフハッカー[日本版]
- 【Google Meet】おすすめの「拡張機能」8選! | スマホアプリやiPhone/Androidスマホなどの各種デバイスの使い方・最新情報を紹介するメディアです。
web会議で気になること
Web会議で気になることを記載します。
-
指示語によるコミュニケーション ができない
これ
、あれ
の共有ができません。 -
ToAllの問いかけに対しての返事がない
ToAll
の問いかけに対して、返事がない場合、OKなのかNGなのかの判断ができません。 -
会議にやたら人が多い
場所の制約がなくなった分、参加者が多いMTGがあります。
場所の制約があるから、厳選して必要な人のみを選んでいたのが、それがなくなったために無駄なコストを消費している可能性があります。
個人的に会議中のアウトプットが内人間は参加不要に思います。議事録なり、意見なり言うべきで何らかのアウトプットを持つべきと考えます。 -
To誰への問いかけなのかがわからない
To誰への問いかけなのかが、わからないケースがあります。
まず誰に話すかを行った方が良いですが、後付けでの良いのでTo誰なのかは伝えるべきです。
新卒、中途へのフォローが難しい
新卒、中途が思いがけぬポイントでつまづきが発生しているケースのフォローが難しいです。
定期的に連絡をもらう等の対策が必要に思いますが、まだ個人的にどうするべきかが、よくわかっていません。
- リモートワークの時代に、新人のオンボーディングはどうなる? - WalkMe™ - デジタル・アダプション・プラットフォーム
- LAPRASの失敗を公開します。リモートオンボーディングの困難と改善について - LAPRAS HR TECH LAB - 採用を科学するメディア
- 20人の壁を乗り越えるためにLAPRASが行った組織開発手法「ダイアログ」 - LAPRAS HR TECH LAB - 採用を科学するメディア
6. 改めて参考にした記事
以上です。
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