勤め先 でObservability Toolを導入したいのですが、個人的な観測範囲でなんとなく以下3つのツールが、日本ではよく使われているように思えました。
- クラウド時代のサーバー監視&分析サービス | Datadog
- New Relic | スタック全体をモニタリングし、デバッグし、改善する | New Relic
- Mackerel(マカレル): 新世代のサーバー管理・監視サービス
上記は、個人的な思い込みな気もするので、B2BのSaas領域では何が使われているのかを調べてみました。
調べ方
以下、2つの方法で調べた結果をマージしました。
- 「B2B saas SRE 採用」、「B2B saas SRE」で検索、ヒットした募集要項から、 Observability Toolを抽出。
- 日本のSaaS上場企業売上げランキング【2021/4版】|事業がつくれるベンチャーマネージャーになるためのnote|note に記載されている企業の採用情報から抽出。
調査結果
途中で力尽きて網羅的ではありませんが、以下のような結果になりました。
Observability Toolをカウント
ツールの登場した回数をカウントしてみました。結果は以下の通りです。
感想
以下調べて思ったことになります。
- New Relic、DataDog、 Mackerel が多い。個人的に観測していた肌感とは一致した。
- Cloudwatch の印象が変わった。New Relic、DataDog等 と似たようなことはできそう。
- Sentry系のツールはそれなりに利用実績がある。統合監視って訳ではないのだろうが、フロントエンド監視に特化していて、フロントエンド監視をしたいというユースケースが多いように思えた。
- Prometheus、Grafanaの組み合わせは、オンプレミス環境で使われてそう。
- Zabbixは枯れてはいるが、プラグインインストールでモダンなこともできそう。
企業利用を軸で調べたことでツールへの先入観が消えました。
機能の比較とともに、各社何故使っているのかを考えると、自社に適用していくときの判断材料になりそうに思います。
以上です。
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